「自分のアタマで考えよう」実践編ー滝グラフを活用してみた!ー

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先日、著者ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう:知識に騙されない思考の技術」という書籍の要約約まとめ記事を書きました。



その中で、滝グラフの有効性について語られており、実際に調べてその活用方法について分析しました。


滝グラフは「ウォーターフォールチャート」とも呼ばれ、数値増減の累積を可視化することに優れています。


本書を読むまでは、あまり目にしたことのないグラフでしたが、初心者の私でもつくれるのか、実際に作成してみましたので、作り方もご紹介致します。


ちなみに

調べてみると、滝グラフはマッキンゼー・アンド・カンパニーで顧客プレゼン用として使用され、普及したという情報がありました。


ちきりんさんも、確か、マッキンゼーで勤務されていたご経験があったので、本書でも触れられていたのかもしれませんね。

仕事人(仮)
仕事人(仮)

なにこれ、ちょっとカッコいいかも。つくってみようかしら♪同僚に
「私がマッキンゼー流を教えてあげるわ」と、マウントを取りたい!



という方やそうでない方のお役に立てれば幸いです。実際、作り方よりも、使いどころの方が重要ので、使うとしたら、どこで使うかを考えるとよいでしょう。

滝グラフとは?

滝グラフ(ウォーターフォールグラフ)


物凄く簡易バージョンですが、上記の図のようなグラフを滝グラフと呼びます。家計の支出内訳を例として、作成してみました。


普段、私生活でも仕事でもExcelでグラフを使用することはなかったのですが、初心者の私でも10分も掛からなかったと思います。


ただ、この上記の例だと、いまひとつ棒グラフや円グラフとの違いや、滝グラフを使うメリットが感じにくいでしょう。


もう少し、滝グラフのメリットを感じられるようなサンプルをご紹介致します。

滝グラフの活用例

棒グラフ 2020年 貯金額推移



では、もう少し滝グラフの有難みを感じられる例をご紹介します。上の棒グラフは、4ヶ月ごとの貯金額の推移を示しています。


実際は、通帳の残高を見れば済む話なのですが、通帳が複数あったり、一世帯で見たりする場合を想定してくれれば良いです。


このグラフでは、4月時点で大幅に貯金額が減ったけれど、その後、右肩上がりに増えていき、最終的には昨年度を上回って、一見すると順調に見えます。

滝グラフ 2020年 貯金額推移


次に、各4ヶ月ごとの収入と支出情報を追加し、それを滝グラフで表してみると上のようなグラフができあがります。


滝グラフを使用すると、このように「負の数を表現」することや、「過程や推移」をビジュアル的に見せることができるようになります。


このグラフであれば、1-4月時点では収入が低かったものの、全期間の中では最も支出を抑えられており、支出は5-8月時点の方が多い、という情報が見えてきます。

滝グラフのメリット

・増減の視覚化
・過程の視覚化



このように、滝グラフでは増減や過程を視覚的に示すことで、最終的な数値に辿り着くまでの詳細な情報を直感的にとらえやすくしてくれるメリットがあります。

実践編:Excelで滝グラフを作成

Excel


Excelで実際に、滝グラフを作成する方法を解説します。ここでは、2つの方法で作成する手順を説明していきます。


2016版のExcelには、デフォルトで滝グラフ(ウォーターフォール)が実装されており、特に見栄えにこだわらなければ、簡単に作成できますのでお勧めです。

滝グラフ作成方法①:簡易版


では、最初に2016版Excelにデフォルトで実装されているグラフ作成ツールで作成していきましょう。作成するグラフは先程、例示した「2020年貯金額推移」でやります。


①列に横軸に表記する要素と数値を記入(横表記でも可)

滝グラフ作成方法①



②グラフ化する範囲を選択
③挿入をクリック
④グラフのウォータフォールをクリック

滝グラフ作成方法②~④


これで一旦、グラフの生成されました。次に、両サイドの数値(貯金額)を合計値にしたいので、修正をします。


⑤「2019貯金」のグラフ部分をダブルクリック
⑥データ要素の書式設定から「合計として設定」をチェック
⑦「2020貯金」も同じように編集

滝グラフ作成方法②~④

(「データ要素の書式設定」は、グラフを選択し右クリックでも開けます)


完成!!

滝グラフ
滝グラフ


あとは、お好みでグラフの色や幅を調整してみましょう。


滝グラフ作成方法②:積上げグラフ版


もう一つは、Excelの積み上げグラフ機能を使用した作成方法です。簡易版の数値をそのまま使って解説します。

積上げグラフ
積上げグラフ


積上げグラフでは、上記のように通常の棒グラフ(青)の上に積上げ分(オレンジ)を表示することができます。


青の棒グラフ部分を消してしまえば(白塗り)、オレンジ部分のみが表示されるため、滝グラフのように見せることが可能となります。


①積上げグラフを作成


まずは、先程のグラフで使用したデータで、1段目(青)と2段目(オレンジ)の数値部分を表で作成します。


次に「横軸」「1段目」「2段目」の列をすべて選択し、挿入を選択。「積み上げ縦棒」のグラフを選択すれば、上記のようなグラフが抽出されます。



②③グラフの色を変更


「1-4月収入」から「9-12支出」の1段目を白塗りするため、グラフ部分を選択し、「図形の書式設定」から塗りつぶしをします。

積上げグラフ
積上げグラフ


最後に、両端のグラフ部分や収支の色分け、目盛り線の削除をすると、上記のような滝グラフの完成です。数値を表記することも可能です。


まとめ:使いこなすには?

今回の記事作成で、実は一番悩んだところは、具体例の部分でした。グラフの作成は、デフォルトの滝グラフを使用すれば、とても簡単です。


積上げグラフを滝グラフに転用するのも、入力する数値に多少の工夫が必要なだけで、少し面倒ですが、そこまで難易度は高くはありません。


ただ、凝ったグラフにするには、技量も必要ですし、なにより時間がかかります。


問題は、つくったグラフが、そのコスト(手間暇・時間)をかけるほど価値のある情報なのかというところでしょう。


別で簡単な手段があるなら、そっちを取った方が良いですし、なければないで、別の表現手段に頼るというもの選択肢の一つです。

滝グラフのメリット

・増減の視覚化
・過程の視覚化



グラフ等で情報をビジュアル化する際、そのグラフの持つ適性を把握し、いつでも使いこなせる状態であることが理想的です。


また、活用する機会がないか、普段から意識して「自分で考える」ということが使いこなすコツなのではないかと思いました。


今回の内容はこれで以上となります。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



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